滑舌が悪い!何で?原因と改善方法

何度練習してもこの部分だけ言えない…なんて経験ありますよね。
滑舌を良くするための方法はいくつかあります。はっきりクッキリ喋ることができれば印象もアップできますし、なにより自分の自信へとつながります。滑舌に悩んでいる方はぜひ試してみてください。

目次

滑舌が悪い原因

【外因性】滑舌が悪い理由

顔周りの筋肉の低下

表情をつくる筋肉は20種類以上あると言われています。これがいわゆる表情筋といわれるものです。
この筋肉が収縮したりすることで人間の豊かな表情がつくられるのですが、滑舌にもこの表情筋が関わってきます。
豊かな表情の反対が、「無表情」ですが、口周りを動かさないと発声や嚥下、瞬きなどにも影響を及ぼします。
だれかと思い切りお喋りしたあとや大笑いしたら顔が痛くなることがありますよね。これは顔の筋肉がきちんと使えている証拠です。
逆に最近だれとも会話していないな、と思ったら要注意。顔周りの筋肉が低下しているかもしれません。

舌の筋力低下

舌はとても分厚い筋肉で出来ています。例えば「た」を発音する場合、舌先が上あごの前歯根本の方にくっつくのが分かりますか?
言葉を発するということは、知らず知らずのうちに舌をたくさん動かしているということなんです。
舌の筋力は他の筋肉と同じように使わなくなるのと比例して筋力が衰えてきます。なんだか最近喋りづらくなってきたな、という方は舌の筋力低下の可能性が高いかもしれません。

早口すぎる

滑舌が悪い、と訴える方の中にご自分が思っているよりも早口な方がいます。速く話すことが原因で口や舌の動きが追い付かず、言葉が飲み込まれやすくなることがあります。

滑舌を良くする改善方法

【外因性】滑舌トレーニング

①上半身をほぐすエクササイズ

滑舌を良くするためにコリは大敵です。筋肉の収縮が強い場所(コリ)を緩めてあげることで正しく力が伝わります。まずは身体をゆるめる上半身のエクササイズを行いましょう。

STEP
前屈の姿勢で腕の力を抜く

この時だらんと腕をおろすのがポイント。座ったままでもOKです。

STEP
上半身をゆらゆら左右に振る

腕の力を抜いた状態で上半身を左右にゆらゆら揺らします。心地良いところでストップさせます。

STEP
首を旋回させる

上体を元の位置に戻したら首を左右に旋回させます。目が回らない程度でストップさせます。

②口の筋肉を鍛えるエクササイズ

上の歯と舌の歯をカチっと合わせて「い」の形を作ったら、歯を合わせた状態で「う」と突き出してみましょう。
これを20~30回続けます。慣れるまでは結構大変なエクササイズですが、首の筋肉も動きますので首のたるみ取りにも効果的です。がんばりましょう。

③ゆっくりと話すトレーニング

滑舌を改善するためには、まずはゆっくりと話す練習をしましょう。言葉をゆっくり丁寧に発音しながら口の動きと舌の動きをしっかり意識するのがポイントです。また、文章を読む練習をすることで、口の中で言葉がスムーズに流れるようになります。特に、早口言葉や発音の難しい言葉を使った練習は難しいですが楽しくチャレンジしてみましょう。

④録音して自己分析する

自分の話し方を録音して聞き返し、どこで言葉がつっかえたり不明瞭だったりするかを分析してみましょう。その後、改善する場所を見つけて、繰り返し練習します。

⑤英語の歌を歌ってみる

英語と日本語を比べてみると、英語の方が舌を多用します。特に英語の「L」と「R」の発音については、日本語と比較して特に異なる点があり舌のトレーニングには最適です。そして歌で声帯を開いて気持ちよく声を出してみましょう。英語が話せなくても言葉を流さず”話す努力”がこのトレーニングのポイントです。

Lの発音

英語の「L」は舌の先を上の歯茎(上の前歯の裏側)に当てて、声帯を振動させながら発音します。この音は比較的柔らかく、舌の動きが比較的小さくなります。例えば、”light”や”like”のような単語で見られます。

Rの発音

英語の「R」は舌の先を上の歯茎に当てず、舌を軽く丸めて発音します。これにより、より強く振動が生じる音です。例えば、”red”や”run”のような単語で見られます。

まとめ

これらの方法を組み合わせて、滑舌を良くする努力を続けることが大切です。日常的な練習と意識的な改善を行うことで、滑舌が確実に改善されていきます。
間違えてはいけないのが、滑舌とは、話すときに言葉がはっきりとしゃべれる能力のことです。
言い間違えを指摘し合うものではないので多少間違えても自信をもって相手に伝わる話し方を意識しましょう。特に面接や発表の前など緊張すると体は硬くなる傾向があるので、準備体操はおすすめです。
声が出しやすくなるのでぜひ試してみてください!

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この記事を書いた人

東海地方を中心に300社以上の企業様とのインタビュー形式のTV収録を経験。
行政番組へリポーター出演やイベントMC、ナレーションなど声のお仕事経験は10年以上。.:⋆
現在は、宅録ナレーター×WEBデザインのお仕事で異業種二刀流を継続中。
【緊張を自信に変える!伝える・伝わる話し方】をモットーに、
面接やプレゼンで使える話し方のコツを発信中。

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